ノンジアミンカラー実例

【毛染めのあと頭がかゆい】これってジアミンアレルギーでしょうか?

お客様
お客様
毛染めの後に頭が痒くなります。

少し前から感じていたのですが最近どんどん痒さが強まってきている気がします。

これはアレルギーの症状なのでしょうか?またこの状態でも染めることはできますか?

カラーの後に痒みを感じている点と症状が強くなってきている点から考えるとアレルギーの可能性があると思います。

美容師
美容師

もしアレルギーが原因で痒みを感じているのであれば専用のノンジアミンカラーに切り替えることで染める事ができます。

もし、この記事を読まれている方でカラー後に頭に痒みを感じているのであれば すぐに染め方を見直してほしいと強く思います。

 

今回の方の場合は痒みが強くなるだけで済んでいるので  とてもラッキーであったと思います。

 

ジアミンアレルギーの場合は反応を繰り返すごとに症状は強くなります。

最悪の場合は顔や首などが かぶれたり腫れてしまうといった症状が現れます。

 

アレルギーであっても染め方を変えることで改善をする事ができますので、すぐに見直すように心がけてください。

 

今回は同じようなお悩みを持たれているお客様の実例を解説していきます。

目次

【毛染めのあと頭がかゆい】染める前の状態

まずは染める前の状態とお客様からヒヤリングさせていただいた情報をまとめていきます。

  • カラー後の痒みはかれこれ1年異常前から感じていた
  • 染めている最中に痒みを感じたことはない
  • 白髪染めは早ければ3週間、遅くても4週間のペースで行っている
  • 白髪をしっかりと染めて黒い状態に仕上げたい

実際には次のような流れでお伝えをさせていただきました。

お客様
お客様
カラー後の痒みはかれこれ1年異常前から感じていました。
美容師
美容師
ここまで強いアレルギー反応が出ていなくて本当によかったです。今後はジアミンを含むカラー剤には接触しないようにお気をつけてください。
お客様
お客様
染めている最中に痒みを感じたことはありません。
美容師
美容師
これはジアミンアレルギーの特徴の1つでもあります。詳しい説明は省きますが染めている最中の刺激が接触性皮膚炎、染めた後の刺激がアレルギー性皮膚炎です。
お客様
お客様
白髪染めは早ければ3週間、遅くても4週間のペースで行っています。
美容師
美容師
3週間ペースは少しハイペースだと思います。もし3週間で染めていくのであれば使用する薬剤を交互にするなど対策を考えましょう。
お客様
お客様
白髪をしっかりと染めて黒い状態に仕上げたいです。
美容師
美容師
ノンジアミンカラーでも現状と同じような仕上がりを作ることはできますのでご安心ください。

【毛染めのあと頭がかゆい】これってジアミンアレルギーなの?

白髪染めを行った後に頭が痒くなるといった症状はジアミンアレルギーの可能性が高いと思います。

白髪染めの刺激は大きく分けると次の2つに分類されます。

  • 白髪染めを行っている最中に起こる刺激→接触性皮膚炎
  • 白髪染めを行った後に起こる刺激→アレルギー性皮膚炎

詳しく解説をしていきます。

接触性皮膚炎とは?

接触性皮膚炎とは『しみる!』といった刺激です。

転んで擦りむいた膝にマキロンをつけた時に感じる刺激に近いイメージです。

 

白髪染めに含まれている過酸化水素水やアルカリ剤などの成分に触れることで頭皮は刺激を感じます。

 

これらはアレルギー反応とは別で薬剤の濃度調整や薬剤の塗り方などで対策をしていく必要があります。

アレルギー性皮膚炎

反対に染めている間は全く異常を感じなかったのに白髪染めをしてから数時間後に痒みを感じ始めるといった場合にはアレルギー反応である可能性が高くなります。

 

通常のカラーを使用している場合は【ジアミン】と言う成分に反応している事が考えらえるのでジアミンとの接触を断つ事が重要です。

 

美容院に行く際はカットのみの場合であってもタオルやクロスなどの備品からもジアミンとの接触が起こる可能性があるので注意が必要です。

【毛染めのあと頭がかゆい】白髪を染めながら黒い仕上がりをノンジアミンカラーでどうやって作る?

ノンジアミンカラーの特性として暗い色を作ることが非常に苦手であります。

黒色のノンジアミンカラーを塗っただけでは白髪部分は薄染まりに仕上がってしまいます。

 

このような場合、SafeBeauではファーストアプローチとセカンドアプローチを分けるように染めていきます。

 

ファーストアプローチでは髪の内側に

セカンドアプローチでは髪の外側に

働きかけるようにダブル処方で染めて暗い色を作り上げます。

\\ジアミンアレルギーでも染められる//

【毛染めのあと頭がかゆい】仕上がり

前置きが長くなりましたが仕上がりの状態です。

 

白い部分もしっかりと色が定着してくれていると思います。

お客様
お客様
いつもの白髪染めと変わらないです!

といった感想をいただきましたが、もちろん完全なノンジアミンカラーです。

 

数日後にご連絡をいただきましたがアレルギーの症状はなく、過ごされているようでした。

 

今回をベースに設定し、染める頻度や肌の調子に合わせて薬剤を調整しながら次回以降を染めていく予定です。

【毛染めのあと頭がかゆい】これってジアミンアレルギーでしょうか?まとめ

白髪染めを行う上で重要なことは しっかりと経過を観察しておくことです。

 

よく美容師さんが『前回染めた後に異常はありませんでしたか?』と質問をしていると思います。

これはアレルギーの有無を把握しておくといった意味があります。

 

もし染めた後に肌の調子が悪かったり違和感を感じた場合には、次回以降は染め方を見直していく必要があります。

それがわかるようにしておくためにも白髪染めの後は少なくとも2〜3日は気にかけておくようにしましょう。

 

もしも異常があった場合には、染め方を改善することで解決します。

染める事ができないのか?迷惑がられることはないのか?と不安になるのではなく、ご自身のためにもしっかりと伝えるようにしましょう。

 

ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や

ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと

お悩みの方は是非1度ご相談ください。