白髪染め解説

【いつも白髪染めのリタッチカラーばかりをしている】これって大丈夫?

お客様
お客様
質問をさせてください。いつも白髪染めのリタッチカラーばかりを繰り返しています。これは正しい選択でしょうか。本来であればリタッチカラーと全体カラーはどのくらいの頻度で行えばいいですか?
美容師
美容師

基本的に毛先への不満がなく、リタッチカラーを継続できているのであれば問題がないと思います。全体カラーは気になったタイミングがベストです。何か不満が発生した時に不満を解消するために全体カラーを活用するイメージで問題ありません。

白髪を染めている方の多くが「リタッチカラー」を定期的に行っていますが、リタッチカラーばかりを行うことが正しいのか、全体カラーをどのタイミングで行って良いのか。

ご相談をいただく機会が多くあります。

 

リタッチカラーはは根元の白髪をカバーするために行われる施術で、髪全体へのダメージを最小限に抑える効果があります。

そのため、リタッチを中心に白髪を染めることは一般的であり、正しいアプローチだと考えます。

 

しかし、髪全体の色が褪色したり、毛先がキラキラと光って見えたりする場合、全体のカラーを行う必要も出てきます。

また、髪の色合いに赤みや黄みが出てきたので、補色を行うことで美しい仕上がりを維持できます。

 

この記事では、リタッチカラーと全体カラーの違いや、どのタイミングで全体カラーを行うべきか、またそのメリットについて詳しく解説します。

目次

いつも白髪染めリタッチカラーばかりをしている

白髪染めの場合は基本のプロセスがリタッチカラーで問題ないと思います。

 

私自身の提案としても3ヶ月〜半年に1度のペースで全体カラーをおすすめすることが基本です。

中には全体カラーは1年に1度のペースで、それ以外はリタッチカラーをされているという方もいらっしゃいます。

 

個人的な見解をすれば適切にリタッチカラーができているからこそ、リタッチカラーを継続することができるとも言えます。

しっかりと施術をすることができている証だと思います。

全体カラーを実施する意味

そうは言っても何も考えずにリタッチカラーばかりを繰り返せば良いというわけではありません。

適材適所、必要に応じて全体カラーを行うことも大切だと思います。

 

私は以下の基準で全体カラーのご提案をさせて頂いております。

  1. 毛先がキラキラと光って見える
  2. 全体の雰囲気を明るくしたい・暗くしたい
  3. 髪の色合いを変えたい

順番に解説をしていきます。

毛先がキラキラと光って見える

毛先部分がキラキラと光って見えるということは白髪部分の色が落ちてきている目安となります。

このタイミングは1度全体を白髪染めで染めて褪色部分に色を補ってあげることが有効です。

全体の雰囲気を明るくしたい・暗くしたい

白髪のキラキラ感が気にはならないものの、全体が明るく褪色してきた場合は色を補う目的で全体カラーで補正をしてあげましょう。

 

また毛先をもう少し明るくしたいといった場合にも、全体カラーを入れることで雰囲気を明るくすることができます。

髪の色合いを変えたい

毛先が赤っぽく感じるなぁ。もしくは黄色っぽさが気になるなぁと言ったように色の補色が必要な場合にも全体カラーを施す必要があります。

 

赤っぽさが気になる場合にはアッシュ・マットベースの色を

黄色っぽさが気になる場合にはパープル・ブラウンの色を

それぞれ補うことで髪色の補色を行うことができます。

白髪染めでリタッチをする場合は、全体も白髪染めでなくてはだめ?

根元に白髪染めを使用されている場合は、全体を染める際にも白髪染めを使用しなくてはいけないと理解をされている方が多いですが、そのようなことはありません。

 

もちろん、毛先に白髪が見えている場合やキラキラと光る状態の改善には白髪染めは必要です。

 

そうでない、色を明るくすることや暗くすること、色合いの補正などには白髪染めは不向きと言えます。

白髪を染める必要がないのに毛先に白髪染めを使用することで、暗くなりすぎたり赤みが強く出過ぎるなどのトラブルが発生する可能性があります。

 

白髪染めを使用するか どうかに関しても必要性を確認しながら選択するようにしましょう。

【いつも白髪染めのリタッチカラーばかりをしている】これって大丈夫?まとめ

白髪染めにおいてはリタッチカラーが基本となります。

リタッチカラーばかりをされているということは上手く白髪染めができている状態だと感じます。

 

反対に毛先部分に何か不満がある場合には、リタッチカラーではなく全体カラーを検討してみてください。

その場合は現状の悩みに応じて白髪染めを使うのか、おしゃれ染めを使うのかを選択してください。

 

無理に白髪染めを使用するとかえって、イメージとの相違が生まれる可能性があるので注意が必要です。