こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
この記事では白髪染めに対してアレルギーがある方が髪を染める方法を実例と合わせてご紹介していきます。
白髪染めによるアレルギーに悩むお客様からよく次のような質問をいただきます。
- いつもいく美容院では染めることができないと言われました。
- お医者様から2度と染めることはできないと言われました。
人それぞれ状況は異なるので結論はカウンセリングと状態を拝見してみないと何とも言えませんが、
もちろん使える薬剤とお客様自身の仕上がりのイメージがマッチするかは別として染めることができる方法がゼロという訳ではありません。
現状で染めることができずに悩まれている方は1度相談をいただければいくつかのご提案をさせていただきます。
目次
白髪染めによるアレルギーに悩む方にはノンジアミンカラー
具体的にどのように染めていくのかといえばアレルギー物質を取り除いたノンアレルゲンタイプの薬剤を使用していきます。
ヘアカラーの成分自体は通常のカラーと類似していますがアレルギ
またお客様の髪質や状態によっては今回使用するものではないタイプのノンアレルゲンタイプの薬剤も存在します。
その都度、状況に合わせていくつかのプロセスから最適なものをご提案させていただきます。
Before
まずは染める前の状態です。
前回染めてからおよそ1ヶ月半ほどが経過しています。
根元には黒髪と白髪が混在し、毛先部分は明るく色落ちしていることがわかります。
After
染まり上がりの状態です。
全体は赤みを抑えたブラウンで自然にトーンダウンをしました。
伸びていた根元部分も黒髪と白髪が自然に馴染んでくれています。
実際にアレルギーをお持ちのお客様でしたが、ノンアレルゲンタイプの薬剤に変えてからはトラブルなく染めることができています。
白髪染めでアレルギーとはどんな状況?
日本で使用されている9割のヘアカラー剤には『ジアミン』という成分が使用されております。
このジアミンはアレルギーを発症する可能性を持ち合わせています。
特にヘアカラー歴が長く、ジアミンの濃度が濃く設定されている白髪染めに切り替えたタイミング辺りから発症する方が多いことも特徴の1つです。
詳細は『ジアミンアレルギーの対策・予防法・見分け方までこれを読めばわかる』にて詳しく解説をしております。
どんな症状がある?
白髪染めによるアレルギーは頭皮を始め、耳・首・顔などに次のような症状を引き起こします。
- 強い痒み
- 炎症や膿みなどの発生
- 腫れ
- 息苦しさや動機など
大きな特徴としては白髪染め直後には違和感を感じにくいことです。
白髪染めを終えて数時間後から上記のような症状が現れた場合にはアレルギーの疑いが高まります。
前兆はある?
はっきりとした前兆があるわけではありませんが、白髪染めによるアレルギーに悩まれている方は以前から『痒みや刺激』を感じていたという方が多数いらっしゃいます。
普通の状態であれば白髪染めをしていて痒みを感じることはありません。
もし、現在違和感を感じているのであれば体からのSOSだと認識をして早急に対策を行いましょう。
白髪染めのアレルギーでもノンジアミンカラーなら染められる
現状で白髪染めによるアレルギーを発症されているのであれば今後は2度と治ることはありません。
お医者様や美容師さんなど専門家から助言されていたとしても、だれが何と言おうと治ることはありません。
アレルギーは回数を重ねることで症状は強く引き起こります。そのため無理をして白髪染めを続けるのではなく事実を受け入れましょう。
ただしジアミンを含まないアレルギーの方でも対応ができるヘアカラー剤を使用すれば今回の実例のようにアレルギーに悩まれている方でも白髪染めを継続することは可能です。
ノンジアミンカラーに関する詳しい情報は『ノンジアミンカラーとは?アレルギー対応専門店オーナーが解説します』にて行っております。最新の情報を併せて解説しているので是非ご覧ください。
ノンジアミンカラーは専門店を選んで!
最近では一般の美容院でもアレルギー対応ののんじあみんからーをとりあつかうお店が増えてきました。
そこまで言い切る理由は2つあります。
- 通常の美容院ではアレルギーへのリスクがつきまとうから
- 仕上がりが限定的になるから
リスクがある
ノンジアミンカラーを使用すればアレルギー症状が出ないかといえばそうではありません。
例えば使用するタオルやクロス、カップやハケなどの器具などに少量でもジアミンが少量でも付着していればそこからアレルギー症状は引き起こります。
またジアミンを使用していなくてもその他の成分に対して刺激が発生する可能性は十分に考えられます。
仕上がりが限られる
この記事をご覧になられている皆さんが想像している以上にノンジアミンカラーで染め上げる仕上がりは限定的なものになります。
例えば以下のようなものです。
- 白髪は染まるけれど黒髪を明るくすることができない
- 黒髪を明るくすることはできるけれど白髪を染めることができない
- 真っ黒になる
- 色を表現することはできないなど
通常のカラーであれば様々なことを同時進行で行うことができますが、ノンジアミンカラーの場合は1つのことしかできないということが理由です。
これを解決するには複数種類のノンジアミンカラーを用意する必要がありますが、専門店ではない限り1種類もしくは多くて2種類しか用意がないお店がほとんどです。
それを解消するために当サロンでは5種類のノンジアミンカラーを取り揃えているため、通常のカラーで表現すことができるものは同等に近い仕上がりを作ることができます。
【ノンジアミンカラー実例】白髪染めにアレルギーがある方が染める方法
力を入れて書き進めたら少し長くなってしまいました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
結論をいえば白髪染めに悩まれている方であっても染める方法はあります。
そしていくつかの選択肢があるということを頭の片隅に残していてください。
確かに刺激を感じたり仕上がりが気に入らないなどノンジアミンカラーに切り替えることでストレスを感じることがあるかもしれません。
その場合には他の染め方にチャレンジをすることで悩みを解消することができます。
もし現状に満足をされていない方は是非ご相談ください。