ノンジアミンカラー とはアレルギー物質であるジアミンを使用していないカラー剤の総称です。カラーリングを繰り返すことでジアミンアレルギーを発症するリスクがあり、1度発症をすると2度と染めることができなくなります。しかしジアミンを使用していないノンジアミンカラーに切り替えることでアレルギーに悩む方でも髪を染めることができるようになります。
この記事ではノンジアミンカラーを専門で扱う美容院がノンジアミンカラー について詳しく解説をしていきます。
目次
【ノンジアミンカラーとは】ジアミンアレルギー はどんな人がなるの?
ジアミンアレルギー とはヘアカラー剤に含まれるジアミンという成分によって引きおこります。
つまりヘアカラーを行なっている方は全ての方にアレルギーを発症するリスクがあります。
その中でヘアカラーを頻繁に行う方、ヘアカラーの継続年数が長い方はリスクが高まります。
ヘアカラーの適切な頻度は?
ヘアカラーの頻度は年間で12回、ひと月に1回のペースが適切だと考えております。
これは肌のターンオーバーに合わせたものです。
肌のターンオーバーはおよそ28日とされており、これよりも早いペースでヘアカラーを行うことで肌はダメージを受けやすくなります。
前回のヘアカラーから少なくとも4週間は間隔を開けて染めることを心がけてみてください。
ジアミンアレルギーのリスクを減らすためにできることはある?
ヘアカラーのリスクを減らすためには次のようなことに気をつけて取り組んでみてください。
- 頭皮を保護する
- 薬剤の濃度を低く設定する
- 薬剤の成分を頭皮に残さない
詳しくは『ジアミンアレルギーの対策・予防法・見分け方までこれを読めばわかる』にて解説をしております。
【ノンジアミンカラーとは】ジアミンアレルギー になった後は染められないの?
ジアミンアレルギーの発症後は2度と染めることはできません。
アレルギーの症状としては炎症やかぶれ、腫れなどがあり強い反応がある場合は息苦しさなどがあります。
これらの症状は反応を繰り返すことに強くなっていく傾向にあります。
例えば軽度のアレルギーだからと無理をしてヘアカラーを行えば、前回よりも強い症状を引き起こす恐れがあります。
また完治することはないので、ジアミンを使用していないノンジアミンカラーに移行していく必要があります。
\\ジアミンアレルギーでも染められる//
【ノンジアミンカラーとは】ノンジアミンカラーってどんなもの?
ノンジアミンカラーはヘアカラーのアレルギーを引き起こすジアミンを使用していないカラー剤です。
ジアミンアレルギーを発症することでヘアカラーを行うことができなくなりますが、ノンジアミンカラーを使用することで染めることができます。
ノンジアミンカラーはいくつかの種類に分かれており、仕上がりのイメージに合わせて使い分けることができます。
【ノンジアミンカラーとは】ノンジアミンカラーの種類
ノンジアミンカラーは次の5つの種類に分けることができます。
- アルカリカラー
- カラートリートメント
- ヘナ
- ヘアマニキュア
- ライトナー
これらは全てノンジアミンカラーであり、それぞれ役割が異なります。
アルカリカラー
アルカリカラーはノンジアミンカラーの中で最も通常のカラーに近い仕上がりを作ることができます。
黒髪を明るくすることと白髪を染めることを同時に行うことができます。
カラートリートメント
カラートリートメントはノンジアミンカラーの中で最も色のバリエーションが多く、おしゃれ染めから白髪染めまで幅広く楽しむことができます。
単体では明るく染めることができないので、アルカリカラーやライトナーと組み合わせて使用することもあります。
ヘナ
ノンジアミンカラーの中で最も安全性が高いものがヘナです。
ヘナは植物性の染料を使用しており、オレンジ色と青色を別々に、もしくは組み合わせて使われております。
主に白髪染めとして活用されております。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングするように染めることができるノンジアミンカラーです。
昔から白髪染めとして使用されており髪にハリコシを出しながら染めることができます。
ライトナー
ライトナーは無色のアルカリカラーです。
単体で使用することはほとんどありませんが、ノンジアミンカラーの中で明るさを調整することに使われます。
特に10レベル以上の明るさをノンジアミンカラーで作ることができるのはライトナーのみです。
【ノンジアミンカラーとは】ノンジアミンカラーで染めれば絶対に安全なの?
ノンジアミンカラーで染めたからと言って絶対にアレルギーが起こらないというわけではありません。
ヘアカラーのアレルギー=ジアミンと考えられがちですが、ノンジアミンカラーにアレルギーを起こすこともあります。
例えば食物アレルギー=小麦粉アレルギーだけではありません。
牛乳や大豆、卵などのアレルギーがあります。
同じようにヘアカラーアレルギー=ジアミンアレルギーではなくノンジアミンカラーに含まれる染料や成分に対してアレルギーが起こる可能性もあります。
そのため、使用する前にはパッチテストを行うことでアレルギーの有無を判断することができます。
また長く続けるためにもノンジアミンカラーであっても、前途したように染める頻度や正しい染め方に配慮する必要があります。
【ノンジアミンカラー とは?】実際の仕上がりをまとめてみました
ケース:1 ノンジアミンカラーを使用して白髪を黒に近い色で染めた実例です。
ノンジアミンカラーでも通常のカラーと同様に白髪染めを行うことは可能です。
ケース:2 ノンジアミンカラーで明るく白髪染めを行った実例です。
脱色の工程と白髪染めの工程を2プロセスに分けることで綺麗な染まり上がりを実現しました。
ケース:3 ノンジアミンカラーでおしゃれ染めを行った実例です。
クリアな寒色系の色を目指してアプローチを行いました。
このようにノンジアミンカラーであっても通常のカラーに近い仕上がりを実現することは十分に可能です。
染めることを諦める必要はありません。
ご自身の現状でどんなものを使う事ができて、どんなものは使う事ができないのかを分析し 最適なノンジアミンカラーを選ぶことでイメージに近い仕上がりを作る事ができます。
ノンジアミンカラーとは まとめ
ノンジアミンカラーとはジアミンアレルギーを発症された方でも使用できるジアミン不使用のカラー剤です。
ジアミンアレルギーを発症することで染めることができなくなりますが、ノンジアミンカラーに切り替えることで染めることができるようになります。
アレルギーに悩む方はもちろん、刺激を我慢して染めている方にオススメできます。
お悩みの方はぜひご相談ください。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。