こんにちは。
埼玉県さいたま市にてジアミンアレルギーの方へのヘアカラーを専門に施術をしている美容室『Safe Beau』です。
この記事ではノンジアミンカラーに関する2021年最新の情報を詳しくまとめていきます。
- ジアミンアレルギーを発症されて今後どうすれば良いのかわからない方
- 普段のヘアカラーで刺激を我慢しながら染めている方
- そもそもノンジアミンカラーがどんなものかを知りたいという方
最近ではテレビや雑誌などでもジアミンアレルギーに関する話題が取り上げられていて認知度が高くなってきました。
ジアミンアレルギーの方でも染められるノンジアミンカラーを理解することでより多くのアレルギーに悩む方が安全にヘアカラーを楽しむことができるようにこの記事を作成していきます。
この記事は日本全国でも他にない『ジアミンアレルギー』の方への施術を専門的に行う埼玉県さいたま市の美容院Safe Beauのオーナーが公開しております。
これまでに1000人以上のジアミンアレルギーに悩む方と向き合って解消してきました。
ノンジアミンカラーの経験数で言えば日本でトップクラスの症例数を対応してきております。
これまでの経験と自身の知識を元にジアミンアレルギーへの知識をまとめましたので是非ご覧ください。
目次
『初めてのノンジアミンカラー』アレルギーがあっても染められる?
ジアミンアレルギーを発症すると髪を染めることができないと思い込む方が多くいらっしゃいます。
ノンジアミンカラーとはアレルギーの原因物質であるジアミンを含んでいないカラー剤のことを言います。
ジアミンアレルギーを発症したことで2度と染めることができないと言われた方であっても、このノンジアミンカラーであれば染めることはできるのでまずはご安心ください。
ノンジアミンカラーでできることとできないこと
基本的に通常のヘアカラー剤でできることの大半はノンジアミンカラーでもできるという認識をお持ちください。
お店によっては明るくすることしかできない場合や黒く白髪染めしかできないというお店もあるとお客様からご相談をいただくことがあります。
できるかできないか判断に困った場合には1度ご相談ください。
苦手なこと
通常のカラーとノンジアミンカラーを比較した場合に色持ちの面では多少の変化を感じると思います。
ジアミンを使用するにはリスクが高いと言われながらも現状で日本の95%以上の薬剤に配合されている理由はズバリ色持ちの良さです。
今まで通常のカラー剤で染めていた場合には色落ちは少し速くなることを頭に入れておきましょう。
少しでも色持ちを長くする為にヘアケアを見直したり、自宅で色を補うことで通常のカラーで染めていたペースで染めることもできます。
気になる方はお気軽にご相談ください。
よく考えてから明るくしよう
ノンジアミンカラーであっても髪を明るく染めることはできます。
希望があれば金髪にすることやハイライトを行うこともできます。
ただし1度明るく染めた髪を黒く戻すことはできません。また暗い色を維持することも難しいと考えていてください。
ノンジアミンカラーで染め始める前には短期的なイメージと長期的な方向性を考えてから取り組みましょう。
症状別 ノンジアミンカラーの選び方
ジアミンアレルギーをはじめ、ヘアカラーで肌トラブルが発生してしまう方にはノンジアミンカラーは有効だと思います。
ただし症状によってはノンジアミンカラーであってもトラブルを継続してしまうケースもあります。
アレルギーに
悩んでいる |
カラー中に頭皮が
痒くなる |
科学的な成分が
一切使えない |
ーよくあるトラブル一覧
自分にはどんなノンジアミンカラー がマッチしているのかを理解した上で付き合っていくようにしましょう。
ノンジアミンカラーの種類とは?
実はノンジアミンカラー は1種類だけではありません。
大きなカテゴリーで考えると5つのタイプに分けることができます。
- アルカリカラー
- 塩基性カラー
- ヘアマニキュア
- ブリーチ剤
- ヘナ
自分の症状に対してどれを選べば安全に染めることができるのかを見極めてから使用をするようにしましょう。
ジアミンアレルギーに悩んでいる方
ジアミン染料を一切含んでいないノンジアミンカラーであれば使用することができます。
その他に染めている最中の痒みや翌日以降にトラブルがない限りや仕上がりのイメージに合わせて対応ができるノンジアミンカラーを選択してください。
ただしオーガニックカラーや科学染料を含むヘナなどは使用できないので注意が必要です。
またジアミンアレルギーを発症している方の場合、器具やタオル、クロスなどに残っている少量のジアミンでもアレルギー反応を引き起こす場合がございます。
可能であればノンジアミンカラーに力を入れているお店を選択するようにしましょう。
カラー剤を塗ったら頭皮がピリピリと痛く・痒くなる
ヘアカラー剤にはジアミン・過酸化水素水・アルカリ剤と3つの主成分で構成されています。
ノンジアミンカラーであってもジアミンは使用されていないものの『過酸化水素水やアルカリ剤』といった成分は使用されているものもあります。
この2つの成分は髪を明るくすることです。
黒髪を少しでも明るくする作用のあるノンジアミンカラーであればこの成分は配合されています。
カラー剤を塗った直後に刺激を感じる方はカラートリートメントやヘアマニキュアなど刺激性の少ない薬剤を使用するようにしましょう。
科学的な成分が苦手な方
科学的な(ケミカル)成分に過剰反応を起こしてしまう体質の方もいらっしゃいます。
染料や脱色剤はもちろん、香料や防腐剤などの成分が苦手というケースも十分に考えられます。
そういった方の場合はヘナを使用して染めることが最も有効です。
ヘナは天然成分のみでできている唯一のヘアカラー剤です。
防腐剤や香料を含め一切の科学的な成分が含まれていないので科学的な成分が苦手な方でも安心して染めることができます。
ノンジアミンカラーは1種類だけの取り扱いでは足りない
ここまで解説してきたようにジアミンアレルギーといっても症状は人それぞれです。
同じアレルギーに悩むAさんに使えてもBさんには使えないことはよくあります。
そのため1種類のノンジアミンカラーだけを取り扱っていても対応ができるとは限りません。
症状や仕上がりのイメージに合わせて掛け合わせることで1人1人にあったノンジアミンカラー を探していく必要があります。
また使用している間に頭皮が受け付けなくなることや体調によって刺激を感じやすくなる時期もあります。
市販のノンジアミンカラーは使用を控えた方がいい
最近では頭皮に優しい白髪染めを求める流れからドラックストアなどでもノンジアミンカラーが販売されているケースも増えてきました。
一見すると手軽に染められていいようにも思われがちですが思わぬ落とし穴もあります。
特にジアミンアレルギーを発症されている方は敏感な状態にあり、無理な染め方を続けているとノンジアミンカラー であっても使用できなくなることも考えられます。
通常のヘアカラー以上にノンジアミンカラーは市販のものではなく美容院で行うことを推奨します。
知識が不足している
ドラックストアにはノンジアミンカラー以外にもヘアカラーが売っており見極めることが難しい状況にあります。
また“オーガニック”や“植物性”などいかにも優しそうなワードが入っていてもジアミンが含まれている商品も存在します。
また使い方を間違えることでノンジアミンカラーであっても刺激を感じたり、最悪の場合はノンジアミンカラーに対してアレルギーを引き起こしてしまうケースもあります。
状況にもよりますがそうなれば染める方法は全て断たれてしまいます。
自宅で染める場合でも知識のない状態での自己判断はせずに、ノンジアミンカラーを取り扱う美容師さんに使い方をよく聞いた上でお勧めされたものを選択するようにしましょう。
コントロールが難しい
ノンジアミンカラーは色のコントロールが難しく塗り方や放置時間を見誤ればイメージとはかけ離れた仕上がりになる可能性も十分に考えられます。
塗り方は簡単そうに見えてもお店で染める際は色素の濃度を変えたり、染まりをよくするために補助薬剤をミックスしたりと実は色々と調整をしています。
過去には10日に1回ヘアマニキュアで染めていたら明るかった髪の毛がまっくそになってしまったという相談をいただいたことがありました。
その時のお客様の場合は修正までに4ヶ月ほどの期間がかかりました。
過度なダメージを背負うこともある
色ムラや染まらなかったという失敗は百歩譲って修正することはできます。
ただしダメージに関しては修正することはできません。
特にノンジアミンカラーを自宅で使用していたら根元から髪の毛がちぎれたという相談をいただいたこともありました。
そうなれば修正する手段はなくなり、伸びるのを待つほかありません。
Safe Beauでのノンジアミンカラー実例
実際にお店でノンジアミンカラーにて施術を行ったお客様の実例をご紹介させていただきます。
年々、アップグレードさせてきたノンジアミンカラーの手法で全て2020年に施術したものをご紹介させていただきます。
ノンジアミンカラーで明るい白髪染め
『ノンジアミンカラーでの白髪染め=黒くしか染まらない』というようなイメージを持たれている方は非常に多くいらっしゃいます。
実際にはノンジアミンカラーであっても工夫次第で明るく、また赤っぽくならずに染めることもでるんですよ。
部分的に白髪が集中している
顔周りや耳周り、トップの分け目など白髪が一部分に密集している場合などノンジアミンカラーで染めることが難しくなります。
白髪が多い部分に合わせて染めた場合は全体的に暗く仕上がり
全体に合わせて染めた場合は白髪が多い部分の染まりが甘くなります
このようなケースの場合は全体と根本の部分を分けて染めることでという逸感を出しながらしっかりと染める選択をしました。
ジアミンアレルギー+アトピーがあってもノンジアミンカラーで染められる?
例えノンジアミンカラーであっても刺激を感じやすい方は痒みや痛みを感じてしまうこともあります。
その場合はノンジアミンカラーの種類を掛け合わせて、濃度を下げることで刺激を最小限に抑えることができます。
仕上がりか?刺激か?どちらを最優先事項にするかによって施術プロセスも変化させていきます。
ノンジアミンカラーで染めていてもパーマはかかりますか?
これはよくいただく質問ですがノンジアミンカラーやヘナで染めていてもパーマをかけることはできます。
ただしノンジアミンカラーの種類によってはかかりにくくなってしまうものや誤った使い方で髪の状態が不安定な場合などはかけることができない場合があります。
パーマをご希望の方は1度ご相談ください。