ジアミンアレルギーを発症していることは自覚しているのですが・・・。
今でも我慢をしながらヘアカラーを続けています。
そんな人はいないでしょ〜。と思われるかもしれませんが、いらっしゃるんです。それも少なくはありません。
でもですね、これって非常に危ないことだと思うんです。
我慢できる範囲の症状であっても、繰り返すごとに反応は強くなっていきます。それでも我慢を続けて繰り返されると限界を超えたときには染める事が一切できなくなるリスクもあります。
そうなった時に相談をいただいてもできることはありません。
そうなる前にはできるご提案がたくさんあります。
我慢できる今だからこそ重症化をしないためにヘアカラーとの付き合い方を見直してみませんか?
そのような願いを込めてジアミンアレルギーの重症化リスクについて記事をまとめます。
目次
【ジアミンアレルギーが重症化する】初めは軽度な症状でも・・・。
ジアミンアレルギーの症状は人によって異なります。
強い反応が出た場合にはすぐに違和感を感じますが、中には軽微なもので気が付かないケースもあります。
1つ共通点を挙げるとすればアレルギーの強さは強くなっていくということです。
仮に1回目の症状が軽微なものであっても 2回目は前回より強く、3回目はより強くと徐々に重症化していきます。決して弱くなるということはありません。
だからこそジアミンアレルギーを軽くみてはいけません。
\\ジアミンアレルギーでも染められる//
【ジアミンアレルギーが重症化する】染められなくなる可能性
ジアミンアレルギーの症状はできることであれば繰り返さない事が最善です。
身体というものは危険を感じるとそれを避けるようになります。
初めはジアミンに対しての拒否反応であったとしても、何度も繰り返す事でヘアカラー自体に対して拒否反応を起こす事があります。
ジアミンアレルギーの発症時ではノンジアミンカラー に切り替えることでヘアカラーを続ける事ができます。
しかし、無理をしてアレルギーの反応を繰り返すとノンジアミンカラー でもアレルギーの反応が出るようになってしまいます。
アレルギー反応は体からのSOSです。
無理をして染め続けるのではなく、無理をせずに染められる方法に切り替えることを考えてみてください。
【ジアミンアレルギーが重症化する】髪の毛に起こる変化
ジアミンアレルギーの症状が出ても無理をして染めていると頭皮の機能は徐々に衰えていきます。
前項ではヘアカラーができなくなるという可能性のお話しをしました。
染められなくなることで済めば まだいいのですが、最悪の場合は下記のような事が考えられます。
- 抜け毛の増加
- 薄毛の進行
- 白髪の増加
そしてこれらは短期的な症状というよりも長期的な影響の方が大きく現れます。
つまり、その場ではさほど変わらないと感じていても5年後・10年後に見たときに影響が現れるという事です。
ヘアカラーを無理に続けてしまい、アレルギーの反応が重症化してしまえば未来の髪の毛の状態が悪くなります。
ジアミンアレルギーを重症化させないために取り組むべきこと
ジアミンアレルギーの症状を実感されたとき、もしくは疑わしいと思ったときにはすぐに対策をとるべきです。
早い対応を行うことで、重症化をすることはなく改善させていく事ができます。
ジアミンアレルギーを実感した時の対応
まずは病院を受診するようにしましょう。皮膚科やアレルギー科などで対応が可能です。
アレルギーの反応は数時間後〜48時間ほどまで続き、時間の経過とともに強くなる傾向にあります。
できるだけ早めに受診をして指示を仰ぎましょう。
また必要であればパッチテストなどでジアミンアレルギーの確定診断をしておくと安心です。
ジアミンアレルギーを繰り返さない
ジアミンアレルギーであるという事がわかったら、今後はジアミンに触れる事は避けるようにしましょう。
ヘアカラーはもちろん、美容院に行く際はタオルやクロスなどに残るジアミンからアレルギー反応が出ることもあります。
ノンジアミン対応ができる美容院かアレルギーの方を専門に受け入れている美容院で施術を行うようにしましょう。
髪を染めるという行為はノンジアミンカラー に切り替える事で継続ができます。
ただし、オーガニックカラーや低ジアミンカラーなど微量でもジアミンが使用されているものはNGですのでどんなものを使って染めるのかは把握しておきましょう。
【ジアミンアレルギーで重症化させない】ノンジアミンカラーで染めた実例
ケース:1 ノンジアミンカラーを使用して白髪を黒に近い色で染めた実例です。
ノンジアミンカラーでも通常のカラーと同様に白髪染めを行うことは可能です。
ケース:2 ノンジアミンカラーで明るく白髪染めを行った実例です。
脱色の工程と白髪染めの工程を2プロセスに分けることで綺麗な染まり上がりを実現しました。
ケース:3 ノンジアミンカラーでおしゃれ染めを行った実例です。
クリアな寒色系の色を目指してアプローチを行いました。
このようにノンジアミンカラーであっても通常のカラーに近い仕上がりを実現することは十分に可能です。
染めることを諦める必要はありません。
ご自身の現状でどんなものを使う事ができて、どんなものは使う事ができないのかを分析し 最適なノンジアミンカラーを選ぶことでイメージに近い仕上がりを作る事ができます。
【ジアミンアレルギーが重症化する?】軽く考えてはいけない理由とは?まとめ
ジアミンアレルギーの症状が初めから強く現れる方の場合は比較的ヘアカラーを見直す傾向にあるように思います。
反対に初回の症状が軽い方は注意が必要かもしれません。
場合によっては我慢をすれば染められる程度であるかもしれませんが、長い目で見たときはデメリットしかありません。
染めることを諦めて欲しいということではなく、染め方を見直すことで我慢をせずに染めていく方法があるということを知っておいていただきたいです。
将来に健康な髪の毛を残すためにも今からの積み重ねが大切です。
この記事がヘアカラーを見直すきっかけとなれれば幸いです。
ジアミンアレルギーになり、染められなくなってしまった方や
ノンジアミンカラー で染めているけれど思い通りにならないと
お悩みの方は是非1度ご相談ください。