- ジアミンアレルギーの発症の有無を確認する
- 使用できるノンジアミンカラーを種類を知りたい
- 明るくする際の注意点を確認する
- トリートメントカラーで染まりが悪いという方
- 50件のノンジアミンカラーに関する実例をみる
ジアミンアレルギーを発症された方は様々な悩みを抱かれると思います。
今後、どのように染めていくか。
現状で何か対策はしなければいけないのか。
特にジアミンアレルギーの症状が治ることはありますか?
という質問は数多くいただきます。
今回のブログでは、このようなお悩みにお答えしていきます。
ジアミンアレルギーを発症してしまった方はまずこの記事を読んで見てください。
目次
ジアミンアレルギーが治ることはあるのか?
結論から申し上げると、ジアミンアレルギーの症状が治ることはありません。
ジアミンアレルギーは1度発症をすると治ることはありません。
花粉症や食べ物などのアレルギーは体質改善や専門医による治療などで改善されたと言うケースもあるようです。
しかし、ヘアカラーによるアレルギーは残念ながら改善されることはありません。
10年間カラーをせずにいたとしても症状が改善されることはないということを理解していきましょう。
ジアミンアレルギーは治らずに症状が悪化していくこともある
ジアミンアレルギーの症状が重い方と話をしているとある共通点があります。
それは違和感を感じていながらもカラーを染め続けていたということです。
毎回、カラー後にかぶれやフケ、かゆみなどの症状がありながらも我慢して続けてしまうと症状は悪化していきます。
『少しくらい我慢するものだから。』
と思い込み無理な施術を長期間に渡り繰り返してしまうと、症状が重症化してしまうこともあります。
異変を感じたら直ちにジアミンアレルギーの有無を確認するためにパッチテストを行うことをオススメします。
相性の悪い成分を理解して、自分にあったカラー剤で施術を行うことが安全なヘアカラーの第一歩です。
頭皮につけなければ大丈夫って本当?
これは嘘です。
頭皮につけずに塗っても残念ながらアレルギー症状は起こります。
美容室でそのようにアドバイスを受けたら施術を受けずに退店することをオススメします。
ジアミンアレルギーの方へのカラー施術は非常にデリケートなもので知識も必要になります。
美容室選びは慎重に行いましょう。
ジアミンアレルギーは発症後に治すのではなく、予防を行うことが大切
ジアミンアレルギーを発症されてから治したい!とご相談をいただくことが多々あります。
しかし、前途した通り改善することは難しく手遅れな状態です。
そうならない為にも、早いうちからの毎回のヘアカラーの施術方法を見直す必要性があります。
- 頭皮にベッタリとカラー剤を塗らない
- ジアミン濃度を下げたカラー剤でカラーリングを行う
- 頭皮への前処理と後処理を行い、頭皮ダメージを避ける
- 格安カラー専門店には絶対に行かない
などを取り組んでいくことで将来のジアミンアレルギーの発症リスクを減らすことは可能です。
とはいえ4番目の『格安カラー専門店には絶対に行かない』以外は自分ではどうすることもできません。
担当の美容師に相談するか、そういった施術を得意としている美容師を探すなど取り組んでみましょう。
親子でジアミンアレルギーは遺伝する??
ジアミンアレルギーが遺伝することはありませんが、親子で体質が似ていると言うことはよくあります。
体質が似ていると言うことは同じようにカラーなどを続けた場合、ジアミンアレルギーを発症する可能性は高くなります。
もし、自分がジアミンアレルギーを発症している場合はお子様には早めの段階からアレルギーへの知識のある美容師に施術してもらうことをオススメします。
早めの対策でアレルギーの発症リスクを抑えたり、遅らせることも可能です。
ジアミンアレルギーを発症した方の今後の対応
ジアミンアレルギーを発症したことが判明した場合には、通常ヘアカラーを行うことはできません。
使用していくことができる薬剤はジアミン染料を含まないノンジアミンカラー。
もしくは100%天然のヘナなどに限定されます。
通える範囲でそれらを取り扱う美容室を探してみましょう。
ちなみにヘナでの仕上がりはかなり限定的になってしまいます。
色のバリエーションや明るさの変化などバリエーションを楽しみたい方はノンジアミンカラーを取り扱っているお店を検討しましょう。
こちらも合わせてご参照ください。
市販のノンジアミンカラーはオススメできない
調べているとドラックストアやネットで購入できるノンジアミンカラーもいくつか出てきます。
市販で手に入るノンジアミンカラーは2つの種類があります。
- トリートメントカラー
- お歯黒式カラー
簡単に解説していきます。
トリートメントカラー
毎日使用して行くことで少しずつ色がついてきます!
週に1度使用することで白髪が目立たなくなります!
などが謳い文句のトリートメントカラーですが、これらは染まりません。
実際にいくつかのものを取り寄せて染めてみましたが、うまく染めることはできませんでした。
しっかりと白髪を染めることが目的であればやはり30分近く時間をおく必要があります。
また成分的にも美容室で使用するものに比べ安定しないため、30分の時間をおいても結果は少し染まったかな?くらいのものでした。
お歯黒(オハグロ)式ヘアカラー(非酸化染毛剤)
こちらのタイプも市販で手に入ります。
トリートメントカラーに比べると染まりは安定しますが、ジアミン以外の刺激性のある成分が含まれております。
そのため、頭皮が敏感な方はオススメできません。
また、暗い色に仕上がりやすいことも特徴の1つです。
1度暗くなってしまうと修正は難しく、後々美容室で染める際に希望の色にできないというデメリットもあります。
ジアミンアレルギーが治るのか?に関する記事のまとめ
残念ながらジアミンアレルギーは1度発症すると改善することはできません。
発症してしまってから改善に務めるよりも発症させない工夫が重要になります。
毎回のヘアカラーに気を使いながら、頭皮に負担のかからない施術を心がけていきましょう。
ジアミンアレルギーを発症後は全てのヘアカラーを諦めなければ行けないという訳ではありません。
ジアミンアレルギーの方向けのジアミンを含まないカラー剤もあります。
そちらに切り替えてヘアカラーを楽しんでいきましょう。
間違っても無理して染め続けるという選択は控えるようにしましょう。
髪や頭皮に負担がかかり、症状も強まるリスクもあります。